オーバーフェンダーは、どれくらいはみだしても良いの?
車の改造をした時にタイヤを横に出そうとすると、車体からはみ出てしまう・・・。
これを防ぐために取り付けるのが、フェンダーです。
フェンダーを取り付けると、当然ではありますが車体が横に広がります。
「何cmまでならはみ出して良いの?」という質問を良く受けますが、
「左右をあわせて2cmまで」でしたら、OKです。
自動車には「構造の取り決め」がありますので、
それを超える範囲で改造したりすることはできません。
規定に反する自動車に乗っていると、警察の方に捕まってしまい、
反則金の納入を求められます。
さらに、車には赤地で大きく「故障」と書かれたステッカーを貼られてしまいます。
自動車の寸法は、
- 全長12m
- 車幅2.5m
- 高さ3.8m
以内に収めるよう決まっています。
ちょうど、大型バスがこの寸法ギリギリの大きさです。
では、この寸法以内なら大丈夫なのでしょうか?
現役整備士の方に聞いてみたところ、実はそうではないらしいのです。
世間一般的に認知されているオーバーフェンダーのほとんどは車検を通りません。
車検OKなオーバーフェンダーは片側1cmの小さいもので、
両面テープ固定に限ります。
片側1cmを超えるもの、リベット止めしたものは通りません。
構造変更をする必要があります。
とのことでした。
しかし、「最近は車検制度が軽くなった」ということも聞きますので、
実際に車検をうけるまでは、はっきりとしたことが言えないのが現実です。
軽自動車の注意点
気をつけていただきたいのは、軽自動車の場合です。
軽自動車は、独自の「構造の取り決め」があるので、
寸法が変わる(大きくなる)と規定外となります。
すると、軽の規格では無くなってしまうので、普通車となります。
ナンバーも黄色から白色に変わります。
所轄も軽自動車検査協会から陸運局に変わりますので、
軽自動車の方は注意が必要です。